体の波 ~野口晴哉先生語録~

体の波

人間の体はその日その日で、調子が良かったり悪かったりします。

爽やかに活動できる日と、だるかったり、面倒臭かったりする日、何となく落ち着いた日、気の散って焦りやすい日などありましょう。

その日その日の体の具合のせいだと思っている人が多いのですが、丁寧に観察していると、その調子に周期のあることが分かります。これがここで説く体の波です。

一日にも波があります。週の波を四、五回繰り返すことを小波と言います。

緊張の傾向と弛緩の傾向はおおよそ五週間で交替しながら、七週から十二週くらいは緊張または弛緩が高まってゆく。そしてこの中波が七又十一回繰り返しなから大波を作ってゆく。これが三年半また十年位でこの調子が変化する。

体の波は各人各様です。一人一人によって非常な差があり、この差が各人を各人にしているのだと言えます。

或る人の集注は二、三時間を限度としているのに、或る人は一気に数ヵ月過ぎます。

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やさしい野口整体

〜野口裕介(ロイ)先生に捧ぐ〜 Facebookページ「やさしい野口整体」に宮崎雅夕先生が投稿された記事の保存版サイトです。