感情の平静 ~野口晴哉先生語録~

《野口晴哉語録より》


感情の平静を保つことは、人間の生活のなかで一番大切なことである。

感情が平静な時は自ずから快である。

感情の平静を破って得た快は不快の支えによってのみある。

“楽あれば苦ある”という諺の如くであるが、感情の平静に生じた快は物や事による快ではなく、息していることそのものにその快さを感じる。

感情の平静を保つ方法は、これを破る一切のことをせず、出会ったら直ちに処理して、不快な感情を抑え内攻せしめぬことである。

盗みや、脱税をして感情の平静は得られない。損をしまい、得をしようとしても、上手に振る舞って良い子になろうとしても、自ずから詐(いつわ)る限り、感情は平静ではない。

写真

by Hitomi スマホ

やさしい野口整体

〜野口裕介(ロイ)先生に捧ぐ〜 Facebookページ「やさしい野口整体」に宮崎雅夕先生が投稿された記事の保存版サイトです。