元気 ~野口晴哉先生語録~
《野口晴哉語録より》
元気、それはいくらでもある。
人間は元気に活発にふるまう程、元気は涌き出ます。出したら無くなってしまうものではない。
しかし出し放しにしたり、空元気をしぼり出そうとしてはいけません。休めること、慎むこと、惜しむこと、それと一緒に、自分の為にばかりその元気を使うことを考えないで、大勢の人、又隣の人の為に、その元気を使うことを心がけねばなりません。そうする限り元気は無限です。
今の日本に一番必要なことは、皆が元気良く活発に行動することであります。若い世代は逞しく育っております。
率直を軽薄と見、物怖じしないことを浮かれていると見て、その下にある逞しさを見逃して、べからずばかりで束縛することをのみ考えていてはいけません。
嘘の中にも知恵を見、乱暴の中にも気力を見て、それを育てるよう導かねばなりません。
正確を強いて物真似人種をつくるより、法螺の中にある空想を育てて、独創への道に誘うべきでしょう。
自分が元気が無くなると、他人の元気がうるさく感ずるものですが、騒々しさがうるさく感じた時こそ、元気を振りおこすべきです。
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by Hitomi スマホ
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