心を鎮める愉気 ~セルフ整体~

《セルフ整体》

心を鎮める愉気。


処は掌の真ん中。ここは「鎮心」と呼び文字通り心を鎮める急処です。


気持ちを静めたいとき、落ち着きたいとき、緊張して心臓がドキドキするときなどに、ここに愉気します。


両手の掌の真ん中を観察してみて、気の通らない方(何かつまっているように感じる方を)もう一方の親指でジット押さえて愉気してみてください。


鎮心の愉気が必要な人は、後頭骨といって、耳の後ろから後頭部の骨を辿っていくと真ん中で合わさっていますが、そこが左右に差があり、骨が(脂がついたようにしていて)分かりにくくなっています。


普段の状態を観察しておくと、必要な時が判りますので、時々頭部の形を観ておくと良いと思います。


後頭部以外も観察してみると、全体の形や、頭皮の弛みぐあい、温度など、毎日の頭部の意外な変化に驚かれることと思います♪


さて、鎮心を、息が深くなるまで愉気したあと、もう一度後頭部を触ってみますと、脂がとれて後頭骨がわかりやすく左右差がなくなっています。


そうすると、心も落ち着き、冷静に思考ができる頭になってくるはずです。


人に行う場合はどちらを愉気するか選ぶとき、まず肩から腕の外側に降りたところに手を当て、両掌からそれぞれ体の中心へ息を吐いてみて、吐きにくい方を選びます。


選んだ側の、相手の横に並んで座り、同じ側の手(相手の右手を選んだら自分の右手)で、

上に向けた相手の掌を

包みこむように自分の掌に乗せて中心を合わせます。


その中心へもう一方の(相手に近い方の)手の親指を当てて、

相手の掌を包んでいる自分の掌の中心に向かうつもりで愉気します。

息が深く入ったら手を離し、後頭部を観察します。


写真

by Hitomi スマホ

やさしい野口整体

〜野口裕介(ロイ)先生に捧ぐ〜 Facebookページ「やさしい野口整体」に宮崎雅夕先生が投稿された記事の保存版サイトです。