躾 ~野口晴哉先生語録~

《野口晴哉語録より》


躾の必要、それはある。

命令と強制で、それをすることがいけない。

自発的にそのことを身につけるよう導くことが大切である。

子供は善しと認めねば、善くならない。

悪しと見て、善きへ押しやろうとすると反撥するが、

善しと見れば、自発的に善くなりたがる。

然るに悪しと見て躾の工夫をする、これがいけない。

子供の悪きことを言いたてて、子供を善くすることはできない。

子供の善行を讃えよう、皆で・・・。

悪行の指摘は、指摘したことへ導く。

不幸せを教えることが、不幸せを造る。

幸せ、不幸せ、そういうことは青い鳥に乗せて飛ばしてしまおう。


中略


悪い子が悪いことをするのは、当たり前のことである。

善い子が善いことをするように、悪い子は悪いことをする。

しかし善い子、悪い子がいるのかというと、決していない。

そう認むることによってそうなる。

悪戯に関心を集めれば、悪戯は育つ。

智恵に関心を集めれば、智恵が育つ。

人はその認めた如くなる。

大人でも子供でも認めたごとくなる。

やさしい野口整体

〜野口裕介(ロイ)先生に捧ぐ〜 Facebookページ「やさしい野口整体」に宮崎雅夕先生が投稿された記事の保存版サイトです。