頭の弾力と体癖 ~野口裕介先生(ロイ先生)整体法初等講座~
《野口裕介(ロイ先生)整体法初等講座より》
頭の弾力と体癖(平成12年11月)
前文略
活元運動を三日続けてやりますと、たいていの人が滑らかな体の弾力を取り戻してきます。その三日かけて弾力を取り戻した人たちが中に入って一緒にやりだすと、不思議なもので初めての人も急に体の感じが変わるのです。
三百人のうちの八十人くらいの、弾力がとり戻った人がいるだけで全体が変わっていく。流れ自体も変わっていく。けれどもその人たちは意識しているわけではない。気がついてもいない。普段どおりやっているだけなのですが、それだけで引っ張っていけるものなのです。それが私の見つけた面白いことです。
以前整体協会の会長の木内信胤先生がこう言われたことがありました。「二千人きちんとした意見を持った人が動けば、それは日本中変わりますよ」と。何気なくそう言われたのですが、「自分の経験でそうです」とおっしゃった。
もっとも木内先生が付き合っていらっしゃる人たち、日本中を動かしていくだけの力というものがあるのかもしれないですが、でも二千人動けば日本中皆変わっていくのですよと言われる。
私は当時、本当かなというように思ったけれども、何十人かの弾力を取り戻した人たちが一緒に活元運動をやってみると「ああ、そういうものかもしれないな」と思ったのです。
今、日本中元気が足りないというのは、きっとその二千人がいないのですね。
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