初乳とカニババ ~野口晴哉著「誕生前後の生活」~
≪野口晴哉著 誕生前後の生活より≫
初乳とカニババ
赤ちゃんは、生まれるとカニババという今までの老廃物を出します。母体の初乳を与えると出ますが、それ以外の食物をやると出なくなってしまう。
すると後で麻疹がひどくなったり、育つ途中で体中にオデキが出来たりする。
今はいろんな公害物質に対して、丈夫な子供がそれらを排泄しようと努力する場合も多く、体の老廃物の場合だけとは言えませんが、ともかくそれを掃除する必要がある。
初乳(まだ乳白色にならないお乳)を飲ませるか、レモン水(大きい瓶に水を一杯入れ、レモンのしぼり汁を一滴落とす)を少し飲ませる。
すると、カニババは出てしまいますが、カニババを出す一番簡単な方法は、最初の二十時間か二十四時間、何も飲ませないで掃除活点に愉気をすると、黒い大便を出します。出終わるとスポッととぎれる。それで後は出なくなります。
だから、生まれた子供には痢症活点に愉気する事が一番大事です。
痢症活点は正確に言うと右肋骨の下です。後はどこへ愉気してもいい。ともかくこのカニババの掃除というのは、子供の将来の健康状態と非常に関係がありますからよく注意して処理をしてください。
写真
by H.M. デジカメ
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