尾骨の打撲 ~野口晴哉口述「愉気法講座(103)」~

≪野口晴哉口述 愉気法講座(103)より≫


質問一、

4日前に廊下を滑って転び尾てい骨をひどく打ちました。病院に行ったらヒビが入っていると言われました。愉気をしておりましてよろしゅうございますか。


そのまま愉気をしているとヒビはなくなります。尾てい骨のヒビだけでなくて、どこのヒビも、折れたのも治ります。


スキーに行って足を折っちゃって、活元運動やって愉気をしていたら歩けるようになったという人もおります。


複雑骨折のように、手のつけようもないような、手術することもできない、粉々になってしまう、そういうのでも愉気しているとひとりでに固まって、一つに集まってきて固まります。


だからほんのヒビの入ったのなぞはもちろん愉気しておればそのままなくなります。

愉気をしていいかとお尋ねですが、愉気をしてよろしゅうございます。

むしろ愉気はそういうときにすべきです。


だけど、普段尾骨というのは心臓の故障の場合に愉気をするのです。心臓の悪い人は尾骨が過敏になるのです。


心臓の悪い人はお尻の穴が広がってくるのです。痔があるが、痔というのはたいていは心臓の病気です。


頭の病気の痔は、お尻に出てくるのです。脱肛なぞはこれへ(頭部第三)に愉気すると上がってくるのです。


脱肛が頭部第三で治るというのは不思議でしょうがないですね。だけど上がってくるのです。

脱肛の人はみんな頭がブクブクして穴があいています。押さえていると穴があいてきます。穴のあききったところまで、ズーッと手を当ててじっと押さえているとお尻がニュッと上がってくる。


まあ、尾骨の方は、そういう心臓の関係がある。心臓に変動がある場合に尾骨に影響があり、尾骨を打つと心臓にも影響があるのです。


だから尾骨を打ったら併せて頭部第三、あるいは直後、この辺に手を当てますと、掌心発現といって、さっき言ったように手応えがビリビリする場所があります。それへ愉気したらよろしい。


尾骨を打ったからといって尾骨だけでなくて、頭の方も押さえておく。それはひどく打つと頭の中に出血します。


尾骨をひどく打つと頭の中に出血をします。それから半身不随になる人も時にはあります。だから頭とか心臓とかに対する愉気もしなくちゃならない。


やってますと手が自然に行きますから、行ったらやっておく。行かなきゃそういう必要はないと、そう思ってもよろしいです。


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