使い方より休め方 ~野口晴哉著「風声明語2」~

《野口晴哉著 風声明語2より》

使い方より休め方


体の使い方の工夫はもとより大切です。しかし使い方に使われて臆病になっている人も少なくありません。体は使って休めることによって発達します。


脚が太くなったら歩こうと寝て待っていたのでは、脚は太くなりません。これに似た体の使い方が養生として用いられていることが多い。


それなら寧ろ思い切りどしどし使って、そのために疲れ、抜けにくい偏った疲労が残っても、身体中の力を抜いて弛め、休ませることを工夫する方がより良い。


そのために整体体操や活元運動を活用して欲しい。意識して力を抜いたつもりでも、全身を弛めるということは難しいからです。


中文略


食べ過ぎたら胃が痛んだ。どうも私の胃袋は弱いと申す人がいた。食べ過ぎて胃が痛むなら、これは当然、正常な胃袋だったと言えよう。弱いということに結びつける理由はない。使い方が下手だったと言えるだけである。


世の中には、自分の体の使い方が下手なのに気づかないで、自分の体が弱いと思い込み、自ら弱くしている人が存外多い。


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やさしい野口整体

〜野口裕介(ロイ)先生に捧ぐ〜 Facebookページ「やさしい野口整体」に宮崎雅夕先生が投稿された記事の保存版サイトです。