指を吸う子 ~野口晴哉先生の質問に答えて~

《野口晴哉先生の質問に答えて》


〈質問〉

五つのこどもですが、母乳がなかったので五つになっても指を吸うんです。お乳を吸うように吸ってしまうんてす。どうしたらよいでしょう。


〈答〉

それを治すには腰椎の三番※を圧してやると変わってきます。

腰椎の三番というのは独立の要求を起こす。それで人間は立っているのです。


人間と猿の違うのは三番がこう湾曲しているか、まっすぐそのままかの違いです。反りが出てくると独立の要求を起こす。それで三番を時々刺激しておりますと、指をしゃぶる癖はなくなります。


けれども、非常に疲れたりすると、腰が硬くなる。

そういうときだけしゃぶるようになります。


ごく疲れた場合にはやるが、普段はやらなくなります。

ごく疲れた時にやる傾向は大人になっても残ります。

今度はパイプでもしゃぶらせておけばよい。


※腰椎三番・・普通おへその真裏が腰椎二番と三番の間くらいになります。

やさしい野口整体

〜野口裕介(ロイ)先生に捧ぐ〜 Facebookページ「やさしい野口整体」に宮崎雅夕先生が投稿された記事の保存版サイトです。