蕁麻疹 ~野口晴哉著「健康の自然法」~
《野口晴哉著 健康の自然法(廃版)より》
蕁麻疹
今日は蕁麻疹はどうするかと訊かれた。どうもしない、体の大掃除さと言ったら、毎日出るという。
毎日出るのは大掃除ではなくレーリー現象*だ。
―中略―
しかし心理現象のこともある。自己弁明症状とか未練症状とかいうのてあるが、何か責任のある仕事を持たせるとすぐ出なくなる。
アレルギー的な体癖素質の時もある。鯖、まぐろ、鰹などを食べたあとが多いが、桃を食べると発疹するという人もいた。
―中略―
ポンもアメリカにつきたてにやったそうだが、これをパパは不安現象と見た。それ故何らの方法も示さなかったが、これも治療法の一種だ。
為さず、説かず、故に無事。
人間の体にはよくこういうことがある。
何かしないと心配だといって余分な手当てをしている為に病気が続いていることがよくある。
不眠症などこの部類で、その不眠対策が不眠の原因になっていることは珍しいことではない。
眠りが足りないと体に悪いからと昼寝をし、その為に夜眠れなくなっている人も少なくない。
*レーリー現象:過敏現象:額の生え際の真ん中を軽く叩き愉気をする。
(*注釈は、「やさしい野口整体」による)
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