体を調えることの効果 ~野口晴哉先生語録~
《野口晴哉語録より》
腰の骨が一寸歪んだだけでいつも下痢し続けている人があります。出産が難しく、月経が困難になっている人があります。
頭の骨の一寸した捻れの為にいつも肩が凝っていたり、風邪を引き易かったり、神経過敏になったりしている人があります。
いつもイライラしている人は自分でみぞおちを押さえてごらんなさい。硬くなっております。
心がフラフラしている人は下腹が硬く小さくなって力が入りません。
足首が一寸硬くなっているだけで胃袋が働かなくなっている人もありますし、腸骨が開いてブクブク肥えたり、物事が億劫になっている人もあります。
慢性病だと思っていたことが体の一寸した歪みや捻れなどの為だったことがよくあるものでありまして、病気ばかり気にしていて病気をやるような体の状態を考えなかったことは注意不足であります。
陰気になりやすいとか気が散るとかいう心の癖も、体を整えますと消失してしまうことがよくあります。
―中略―
体を調えることの効果を上手に使ったなら、この日本をそう努めなくとも和やかな世界にすることも難しいことではないでしょう。
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