活元運動の紹介 ~セルフ整体~
《セルフ整体》
活元運動の紹介
「運動」というと何が思い浮かぶでしょうか?
ジョギング、テニス、太極拳、ヨガ、ラジオ体操・・
いろんな運動が健康法としても、盛んに行われていますが、
野口整体で推奨している活元運動は、それらの運動とは全く異なる特徴があります。
それは、意志で動かさない、無意識の運動だということです。
無意識の運動?
と、首をかしげられるかもしれませんが・・
私達が生きて生活していく時、その命をまもり健康を保つのに行っている動きは、ほとんどが無意識の動きです。
胃や腸、肺や心臓、意識して動かしているでしょうか?
まばたきや咳やくしゃみはどうでしょう?
意識していないのに、体は勝手にゴミや細菌を体に侵入させまいと、動いています。
頭上から突然物が落ちてきた時、意識して、さあ左へ動くぞと体を動かしてたら怪我をしてしまいます。
寒い時に体がガタガタ震えるのも、細胞を活発化して熱を生み出すための無意運動です。
このような無意識の動きを司っている神経系統を、生理学では、「錘体外路系」と呼び、その動きを「錘体外路系運動」といいます。
この無意識に健康を保つ動きは、子供ほど活発で、体が強張るほどに鈍ってきます。
その例が寝相です。
昼間の疲労をとり熟睡に持っていくために、体は無意識に寝相を転々とりますが、元気な子供ほど寝相が活発で、老齢になると、夜寝たときのまま朝目が覚めてしまいます。
これは、決してお行儀がよくなったからではありません。
錘体外路系の働きが鈍ってきたからなのです。
ならば、これを活発に敏感に保つことが、健康への早道だと思いませんか?
野口先生は、
この、錘体外路系運動を引き出して訓練する運動として、活元運動を教え広めてこられました。
三つの準備運動をして、目を閉じてポカーンとしていると、体が自然に動いてきます。
その体の裡から起こってくる動きに逆らわないように、自分を自分に任せてしまうつもりでいれば、少しずつ運動が発展してきます。
私たちの体も感受性も一人一人違います。体の特質も、体の使い方、心の使い方、疲労の度合い、など様々です。
ですから、疲労回復の方法も一人一人違うのが本当だとは思いませんか?
活元運動は、自分の中から自分に必要な動きが出てきますので、一人一人違う運動が出てきます。
体は自分の情報を全て知っていますので、やり過ぎて疲れることもありません。
若い人は若い人の、老人は老人の運動が出てきます。
写真
by H.M. スマホ
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