秋の首の冷え 〜野口晴哉先生講義録〜

≪野口晴哉講義録より≫
秋の首の冷え

秋になって気温が急に下がり出すと、首の冷えによる体の異常が多くなる。
首が冷えると、体が浮腫んだり足が浮腫む。

特にひどいのは小便が出なくなったり、胃酸過多症から喘息、胸の痛みから背中の真ん中が痛んでくる。

また首が動かなくなるという兆候もある。
特に上下型(野口晴哉著、体癖論参照)は、この時期に影響を受け易い。

脳軟化症とか、惚けるとか、頭へ血が行かない傾向の異常は、左の胸鎖乳頭筋を三分~五分、熱い蒸しタオルで温めることがよい。

逆に脳溢血とか、目の角膜出血とか、頭の血が下がりにくい傾向による異常は、右の胸鎖乳頭筋を温めるとよい。

更に頚椎の上と後頭部の境の頚上を八分温めると、それが保つようになる。

写真
by H.M. デジカメ

やさしい野口整体

〜野口裕介(ロイ)先生に捧ぐ〜 Facebookページ「やさしい野口整体」に宮崎雅夕先生が投稿された記事の保存版サイトです。