はじめに
やさしい野口整体として、投稿を始めたのは、
平成26年に、野口裕介(ロイ)先生がご逝去されたのがきっかけでした。
今年の夏で七回忌を迎えます。
ロイ先生がご自分の使命のようになさっていた、晴哉先生の整体法をやさしく伝え、活元運動を多くの方に伝えて、愉気の手の感覚を高めていく穴追いの愉気。
ロイ先生の「やさしさ」をそのまま付けてできた
「やさしい野口整体」でした。
毎日のように投稿を始め、目が疲れ、思うように友達も増えず、
最初の頃は度々自費で広告を入れていました。
家族が心配するほど一心に、ただ広がることだけを夢見て、
文字を打ち、写真を撮り、コメントの質問に答えていました。
組織に属していない私だからできたことでした。
この大切な「やさしい野口整体」を、
純粋なまま、天国のロイ先生に捧げて、
保存し、多くの方に気軽に見ていただけるように致します。
これからはやさしい野口整体が主催する講座やイベントはありません。
宮崎の仕事として、講座を開催したり、活元運動や愉気を伝えて参ります。
「やさしい野口整体」の投稿は、検索しやすくなって、
Facebookをしていなくても、誰でも見れるようになります。
どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。
やさしい野口整体管理人
宮崎雅夕
------------
8月2日の早朝、
「ものすごく広い海のような河を、すごい嵐の中、筏に乗って若先生が流れていかれる夢を見た」と、本部で個人指導を受けていたこともあった娘が話してきました。
それがまさか正夢になるとは微塵も思わずに、
ロイ先生の思い出話をしていたその翌日、友人からロイ先生の訃報を受けました。
今も「筏に乗って流れて行きながらも、心配そうな様子だった」という娘の夢の話が、
現実の出来事のようになってハッキリと記憶に残っています。
月日のたつのは早いもので、今年で七回忌になりました。
最後まで若先生と呼ばれ、野口晴哉先生の遺された良きものをやさしく説くことに、その生涯を捧げてこられたことは、ロイ先生を知る誰もが異論のない真実です。
野口晴哉研究と題して、次代へ伝えるための研究と講義、全国を巡っての活元大会と、穴追いの愉気を用いた新たな指導の展開、整点や元点の発想から繋がるその人らしい体才の発揮を目指した長期的展望に立った指導者の養成指導。
そして、日々夜遅くまで続く整体個人指導の実践、
さらに、整体協会という組織を背にしょって、
社団法人から公益社団法人への転換に至る仕事。
それから、「決して安定した土台の上に私たちはたっているわけではないのですよ」と、仰っていたことからもうかがえる、セクハラ問題を含めた様々な問題の処理。
2代目として、全力を発揮し、生ききって迎えられたロイ先生の「死」を、
今一度、どうしてもここで振りかえってお話をしておきたいと思いました。
前日まで、整体指導をされており、
お弟子さんと組んで相互運動をされていたというお話も耳にしました。
誰しも何時寿命が来るかは知るよしもありません。
ましてや毎日を全力で生きて、組織を背負って生きておられたロイ先生が、
翌朝、突然の死を迎えられたとしても、
誰にも、その生と死に様をとやかくいう資格はないだろうと思います。
ご逝去の翌年から、私は勝手に、ロイ先生の「やさしさ」をそのままつけて
Facebookで「やさしい野口整体」を投稿し始めました。
皆に知ってもらいたくて始めたことでしたが、
その結果、一番、先生の教えを知ることになったのは私だったかもしれません。
野口晴哉先生と、ロイ先生の講義録を幾度も読み返し、
写すことがその後の5年間の私の仕事になりました。
そして、六年目にしてやっと、ロイ先生のその肩に担われたものの大きさと、
果たされてきた仕事の、深さと大きさが見えてきたように思います。
まだまだこれから、読んで写して学んでいきたいことがたくさんありますが、
たまたま、七回忌を迎えようとするこの時期に、
「やさしい野口整体」を、ロイ先生のやさしさと純粋な気持ちを、
そのままにして残した方が良いなと思えてくる流れになりました。。。
本当にそれは自然の流れとしてここに起こりました。
ホームページを作成して管理をしてくださるという有難い申し出を、
名古屋のイベントをお世話してくださっていた真鍋さんからいただいて、
それが今日ここに実現しました。
ロイ先生の七回忌を迎えた今日のこの日に、
野口晴哉先生と、ロイ先生の語録を収めた「やさしい野口整体」に
先生から学んだことを私が綴った「セルフ整体」と、
先生との出会いがきっかけで自分らしさを取り戻すきっかけになった娘が撮影した、
自然の風景の写真を添えて、
天国のロイ先生に捧げます。
出会えたことに、そして、先生から学べたことに、深く感謝いたします。
ありがとうございました。
合掌。
2020年8月3日
やさしい野口整体 管理人
宮崎雅夕
0コメント